相続税の税率と早見表

相続税の税率（平成27年1月1日以降）

相続税の早見表

（平成27年1月1日以降）

※相続税額は相続人が支払う相続税の総額。（万円未満切り捨て）

課税価格の計算

課税価格＝（被相続人が相続開始の時に有していたプラスの財産＋みなし相続財産－非課税財産＋相続時精算課税制度による贈与財産－債務・葬儀費用）＋相続開始前3年以内の贈与財産

１．被相続人が相続開始の時に有していたプラスの財産

土地、建物、現金、預貯金、株式、投資信託、貴金属、骨董・美術品、自動車など

２．みなし相続財産

被相続人が相続開始の時に有していた財産ではないけれど、死亡したことで実質的に被相続人が有していたとみなされる財産

死亡退職金など

３．非課税財産

相続税を課すことが妥当でないとされるもの

墓地や墓石、仏壇、仏具、神を祭る道具など

４．相続時精算課税制度による贈与財産

相続人がこの制度を利用して、被相続人から贈与を受けていた場合の財産
（贈与財産は贈与した時の価格で計算します）

５．債務・葬儀費用

借入金、住宅ローン、未払い金、通夜・告別式・埋葬費用など

６．相続開始前３年以内の贈与財産

相続又は遺贈により財産を取得した者が、相続開始前３年以内に贈与を受けた場合の贈与財産
（贈与財産は贈与した時の価格で計算します）

相続税の計算例

（例）課税価格　1億円　配偶者と子供２人が相続人（法定相続分とおりに取得）

基礎控除＝1億円－（3,000万円＋600万円×３人）＝5,200万円
5,200万円×1/2（配偶者）×15％－50万円＝340万円
5,200万円×1/4（子１）×15％-50＝145万円
5,200万円×1/4（子２）×15％-50＝145万円
相続税の総額：340万円＋145万円＋145万円＝630万円
630万円×1/2（配偶者）＝315万円
630万円×1/4（子１）＝157.5万円
630万円×1/4（子２）＝157.5万円

※配偶者控除の適用を受けると、配偶者の相続税は“０”、子２人の分として315万円が納税額となります

（例）課税価格　1億円　子供２人が相続人（法定相続分とおりに取得）

基礎控除＝1億円－（3,000万円＋600万円×２人）＝5,８00万円
5,８00万円×1/2（子１）×15％－50万円＝385万円
5,８00万円×1/2（子２）×15％－50万円＝385万円
相続税の総額：385万円＋385万円＝770万円

※子２人の分として770万円が納税額となります